死番虫 | スライダーズおやじ

死番虫

最近、我が家では見たこともない虫が、幅をきかせて飛んでいる。

コガネムシのような姿をしているが、ゴマ粒くらいの大きさ。色はコゲ茶色。ショウジョウバエのように、ゆっくり漂いながら飛行する。
ベッドで夜の読書をしていると邪魔しにくる。光に集まる性質もあるようだ。

ゴキブリどころか、ハエ蚊一匹いない我が家。子どもたちから見ると、おそらくこんなちっぽけな虫さえエイリアンなのだろう。長男にいたっては、ときどきベッドの上で「ウォッ! コノヤロウ! クソッ!」などと声を上げながら格闘したりもしている。


いつもは一晩に2~3匹しかみかけないこのチビ。昨夜はなぜか6匹くらい飛んでいた。大量発生の予感・・・。

ネットで「ゴマ 虫 小さい」で検索してみると、すぐに正体がわかった。どうもこれはDEATH WATCH BEETLE/死番虫(シバンムシ)という、かっちょいい名前の昆虫らしい。

プチ虫と呼ぶ人もいるようだが、プチ(petit/小さい)だからか? いや、おそらく潰したときにプチッと音がするからでは・・・(^-^;


乾物や干物、タタミや木材、ココアや小麦粉で大量発生するが、中にはタバコを食らう『タバコシバンムシ』なるものもいて、世界で1000種を越えるとか。

毒や菌はなく、人間に害はないということなので一安心。しかし殺虫剤の類に対してはゴキブリ以上の耐性や適応能力があり、駆除においては発生箇所をつきとめ、物理的に殲滅するとある。


狭いながらもモノが多く、人口密度の高い我が家。どこをどう探したものか・・・としばし考える。その間に子どもたちが大量の死番虫の死骸のくっついたガムテープを発見。これはLANケーブルを留めていたテープが、半分はげかけていたもの。その粘着部分に、40匹くらいがずらずらーっと並んでいる。

ふとひらめいたのが、長男が飼っている陸亀の飼育ケースだ。
中を見ると、クルミを砂粒状にして敷き詰めたケースの中に、10匹くらいの死番虫が遊んでいる。長男は毎日世話をしていたが気が付かなかったという。それほど小さな虫なのだ。


おそらく僕が長男に砂干しを薦めたときについたものではないかと思われる。
でも、原因がわかってよかった。

今日、長男は近所の公園にヤモリをつかまえに行った。
水槽やうちの中で放し飼いにするためだ。目標は4匹。

ちいさな攻防戦が今夜封切られます。

 
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